国際博物館協会 (International Council of Museums, ICOM)は博物館の設置及び運営に望ましい基準を定め、博物館関係者の行動規範を制定した。博物館及び関係者に実務における基本規則を提供している。ICOM会員はその「 職業倫理規程」を遵守するとされている。ICOMとは世界136ヵ国及び地域から博物館の専門職員約3万5千人を会員とする組織である。ICOMは各機構、博物館専門員を統合した専門家のためのネットワークであり、同時に国際会議や研究集会を開催している。
山東博物館は1954年にて中華人民共和国建国後に成立した最初の省立総合博物館である。当初博物館は東西の両院に分かれ、東院は済南市広智院街の広智院の旧跡にあった。広智院は1904年、イギリス浸礼教会の牧師John Sutherland Whitewright氏が創建した中国最も古い博物館の一つであった。西院は1942年、済南市上新街の世界赤十字済南母院の旧跡に建てられた。元々ここは道教、仏教、儒教、キリスト教、イスラム教の五教を融和した宗教団体の駐留所であった。山東博物館が建てられた後、広智院の旧跡を自然陳列室に改築し、世界赤十字済南母院旧跡を歴史陳列室に改築した。
News report - Art Special: Spiritual quest by China Daily
蘇州博物館は1960年に歷史あるランドマーク忠王府にて創設され、知名度の高い博物館として、中国重要な文物を保存する。2006年10月に世界著名な建築家イオミンペン氏が設計した蘇州博物館新館がオープン。北街と斎門通りの交差点にある10700㎡を超えた新館は、忠王府の伝統建築の特色を取り入れ、発掘された遺跡や明清時代の書画及び古代芸術、工芸品など30000点を超えるコレクションを所蔵する。
2016年1月24日、中華民国博物館協会会議において国立歴史博物館は仏陀記念館と「友好交流及び協力に関する協定」を締結し、今後両館相互交流及び発展を図る。 国立歴史博物館館長の張譽騰氏は仏陀記念館の好意的な招待に感謝の意を述べた。仏陀記念館館長の如常法師は「星雲大師が提唱した人間仏教は公共サービス及び教育を介し、人々の需要を満たしている。」と説明した。また教育、観光、メディアを通し、世界の人々に仏陀記念館を紹介したいと述べている。
2016年3月3日、仏陀記念館館長の如常法師と河北博物院院長の羅向軍氏は「友好交流及び協力に関する協定」を締結し、今後両岸相互交流の発展を図ることとした。河北省文物局局長の張立方氏は相互交流と協力を強化し、中華伝統文化の復興及び発展に努力すると述べた。また、仏陀記念館は仏教芸術及び文化を広く伝わり、中華文化遺産の保存に注力していると称賛した。
2016年4月13日、両岸博物館論壇において仏陀記念館と湖北省博物館は友好博物館として締結した。湖北省博物館館長の方勤氏は「今後、両館相互交流の発展と共に博物館のサービス品質を高める。」と述べた。
2016年6月20日、仏陀記念館と湖北省博物館は友好博物館として締結した。今後、両館相互交流の発展と共に中華文化の保存や広がりを図る。